RAFIQ Magazine

2026年2月号

今月は啓発活動としてのイベントが盛りだくさんでした。

ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました!
難民問題、社会問題というと興味はあるけれど、「難しい」「複雑」「遠い」などのイメージが先行して出てきて、なかなか参加しにくいといった壁がある方もいらっしゃるかもしれません。
今回のワン・ワールド・フェスティバルのように、気軽に参加できるイベントから一歩踏み出してみるのもいいかもしれませんね。実際に、近くを通ったので寄ってみたという方もおられました。また、今回のイベントもそうですが、子ども連れでも参加しやすいイベントもあるので、ぜひお子さんとも一緒に足を運んでみてください。
大人も子どももいろんな刺激を得て知らない世界を知って、一緒に学んでいきましょう!

目次
1.10年越しで在留資格を得たスーダン難民
2.ワン・ワールド・フェスティバルに参加
3.RAFIQ 今後の予定

.10年越しで在留資格を得たスーダン難民

今年1月下旬、スーダン出身の方が「補完的保護対象者」として認定を受けました。

この方は2015年に日本へ入国し、政治的な理由から難民認定を申請しました。それから10年、ようやく保護が認められたのです。

これまでの道のりは長く、厳しいものでした。2018年に一度不認定となり、審査請求を行いました。RAFIQに連絡があったのは、審査請求後に行われる参与員に対する口頭意見陳述のわずか2週間前。その後、陳述の10日前に面談を行い、難民として認定される可能性が高いと判断しました。

しかし、資料の提出期限はすでに過ぎており、急いで入管に連絡して、提出期限を1週間延ばしてもらいました。本来は弁護士が代理人として同席すべきでしたが、時間が足りず、RAFIQが代理人として対応しました。

2021年、ようやく結果が届きましたが、残念ながら再び不認定。その後、弁護士を探して「難民不認定取消訴訟」を起こし、同時に2回目の難民申請も行いました。

しかし、2回目の申請も不認定となり、再び審査請求を行いました。その結果、難民としての認定は得られませんでしたが、補完的保護の認定を受けることができました。

2回目の申請後は在留資格がなく、「仮放免」の状態が続き、仕事もできない厳しい生活が続いていました。それでも彼はあきらめず、日本語の勉強を続けていました。

不認定の理由には納得できない部分もありますが、5年間の在留資格が得られたことを、本人はとても喜んでいます。

一方、母国スーダンでは2019年にバシール大統領が失脚し、民主化の動きが見られましたが、2021年には軍によるクーデターが発生。2023年4月からは軍とRSF(迅速支援部隊)との間で武力衝突が続き、2024年には難民と国内避難民を合わせた数が1,400万人を超え、世界で最も多くの人が避難を強いられている国となっています。

彼の家族は今もスーダンに残っています。日本での生活も決して楽ではありませんが、これまでの努力を思うと、私たちも心から応援したい気持ちでいっぱいです。これからの歩みを温かく見守っていきたいと思います。

                 

2.ワン・ワールド・フェスティバルに参加

2月7日・8日に、国際協力のお祭り「ワン・ワールド・フェスティバル」が開催されました。RAFIQはここ数年、毎年出展しており、今年も参加しました。

当日はとても寒い日となりましたが、会場の梅田スカイビルには多くの方が来場され、RAFIQのブースにもたくさんの方が立ち寄ってくださいました。

今年は、大阪弁護士会のステージ企画にも参加し、難民問題について発信する機会をいただきました。クイズ形式で難民に関する問題を出題したところ、会場の反応も良く、積極的に手を挙げてくださる方が多くいらっしゃいました。

ステージの最後には、RAFIQの活動に参加している30代の会員が、活動を通じて感じたことや思いを語ってくれました。とても心に残るメッセージでした。

最近は、外国人に対する厳しい言葉を目にすることもあり、悲しい気持ちになることもあります。それでも、今回のイベントで多くの方が関心を持ち、参加してくださったことに、希望を感じ励みとなりました。

2月14日には「おおさか人権フェスタ」にも出展しました。これからも、さまざまな場を通じて、難民の方々への理解と支援の輪が広がっていくことを願っています。

 

ワン・ワールド・フェスティバル:https://onefes.net/

おおさか人権フェスタ2026:https://www.osakaben.or.jp/festa/

                 

3.RAFIQ 今後の予定     

   ※掲載の予定は、予告なく変更となる場合がありますので、ご了承ください。

難民裁判
裁判の傍聴は、だれにでもできる難民支援の一つです。実態を知ることで、難民の保護と矛盾する入管制度など、気づきがあるはずです。
現在、進行中の2つの裁判は、難民認定の申請時に出入国在留管理局で作成された供述調書の開示を求めているものです。
下記フォームから予約のうえ傍聴すると、担当弁護士による説明会にも参加できます。
※いずれも時間は裁判後の説明会(約1時間)を含み、終了時刻は予定です。説明会は法廷から場所を変えて行います。
(1)
日時:4月17日(金) 10:00~11:30 
場所:大阪地方裁判所(大阪市北区西天満2-1-10 )本館10階1007号法廷 
申し込み:https://forms.gle/VXGwoVQyVuQ8Zv7n6

(2)
日時:4月21日(火)13:30~15:00 
場所:大阪地方裁判所(大阪市北区西天満2-1-10 )本館10階1010号法廷         
申し込み:https://forms.gle/4sWFuJ2qv3Qcnkuz7

写真は説明会の様子

難民初級講座「難民についてもっと知りたい」&ボランティア説明会

ますます困難になりつつある日本での難民保護について、2002年から難民を支援してきたRAFIQでの体験をもとに解説します。

ボランティア説明会では、RAFIQの活動について実例から詳しくご紹介します。

受講された方にはRAFIQ編集のテキスト『もっと知ろう!もっと考えよう! 難民のこと』をお送りします。

オンライン(Zoom)で開催 要予約

日時:毎月第二土曜 次回3月14日(土)14:00~17:00 ※16:00からはボランティア説明会

参加費:2,000円(学生1,000円、RAFIQ会員1,000円)
予約:http://rafiq.jp/learn.html#main_learn_01
※予約された方には開催の約1週間前に参加費の振込先をお知らせします。入金確認後にZoom のURL等を送ります。

難民カフェ
毎月、大阪市内の古民家カフェで、難民がテーマの交流会を開催しています。予約なしでどなたでも参加でき、RAFIQメンバーに難民支援について質問することもできます。
日時:毎月第三火曜  次回3月17日(火) 19:00~21:00  予約不要
場所:サロン・ド・アマント天人(大阪市北区中崎西1-7-26)
参加費(カレー・チャイ付き難民支援カンパ):1,500円  

関西に暮らす難民の支援にご協力を!
RAFIQは大阪を拠点に、日本に逃れてきた難民を支援しています。
世界各地で紛争が繰り返され、RAFIQに助けを求めてくる人も増えています。
下記のいずれかの方法で、ご寄付をお願いします。
RAFIQに支援金を送る ワンコインからできる毎月寄付も選択できます!
https://congrant.com/project/cgrafiq/2933
オンライン寄付サイト Give One で「困窮する難民申請者への生活支援事業」に支援金を送る
https://giveone.net/supporter/project_display.html?project_id=20367
Give Oneでの寄付は税金控除の対象となります。
物品の寄付は「Amazonほしい物リスト」から
https://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/ls/24LQ709VWW7PN/ref=nav_wishlist_lists_1
特に困窮している人には毎月、米や日用品を送り届けています。

 

支援金や、Amazonほしい物リストから支援品を送ってくださっている皆さま、ありがとうございます。

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2026年2月号  2026年2月25日
 
 発行:NPO法人RAFIQ  難民との共生ネットワーク

 ホームページ: http://rafiq.jp

 お問い合わせ:TEL・FAX:06-6335-4440
      rafiqtomodati@yahoo.co.jp
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