今年1月下旬、スーダン出身の方が「補完的保護対象者」として認定を受けました。
この方は2015年に日本へ入国し、政治的な理由から難民認定を申請しました。それから10年、ようやく保護が認められたのです。
これまでの道のりは長く、厳しいものでした。2018年に一度不認定となり、審査請求を行いました。RAFIQに連絡があったのは、審査請求後に行われる参与員に対する口頭意見陳述のわずか2週間前。その後、陳述の10日前に面談を行い、難民として認定される可能性が高いと判断しました。
しかし、資料の提出期限はすでに過ぎており、急いで入管に連絡して、提出期限を1週間延ばしてもらいました。本来は弁護士が代理人として同席すべきでしたが、時間が足りず、RAFIQが代理人として対応しました。
2021年、ようやく結果が届きましたが、残念ながら再び不認定。その後、弁護士を探して「難民不認定取消訴訟」を起こし、同時に2回目の難民申請も行いました。
しかし、2回目の申請も不認定となり、再び審査請求を行いました。その結果、難民としての認定は得られませんでしたが、補完的保護の認定を受けることができました。
2回目の申請後は在留資格がなく、「仮放免」の状態が続き、仕事もできない厳しい生活が続いていました。それでも彼はあきらめず、日本語の勉強を続けていました。
不認定の理由には納得できない部分もありますが、5年間の在留資格が得られたことを、本人はとても喜んでいます。
一方、母国スーダンでは2019年にバシール大統領が失脚し、民主化の動きが見られましたが、2021年には軍によるクーデターが発生。2023年4月からは軍とRSF(迅速支援部隊)との間で武力衝突が続き、2024年には難民と国内避難民を合わせた数が1,400万人を超え、世界で最も多くの人が避難を強いられている国となっています。
彼の家族は今もスーダンに残っています。日本での生活も決して楽ではありませんが、これまでの努力を思うと、私たちも心から応援したい気持ちでいっぱいです。これからの歩みを温かく見守っていきたいと思います。