RAFIQ Magazine

2026年1月号

昨年は、RAFIQの活動にご理解・ご支援いただきありがとうございます。

2026年も、日本に逃れてきた難民の声に耳を傾け、生活支援・法的支援・就労支援など様々な支援に取り組んでいきます。また、難民問題などの啓発活動にも取り組み、難民と一緒に安心して暮らせる街の実現を目指していきます。

衆議院選挙の投票日が2月8日に決まりました。日本では外国籍の方には投票権がありません。私たち一人ひとりの一票がとても大切です。地域で暮らす外国籍住民の方々の声が届きにくい現状にも思いを寄せながら、ぜひ投票に行きましょう。

今年も、引き続きよろしくお願いします。

目次
1.寄稿 国連自由権規約委員会からの勧告に対するフォローアップ 
2.私にできること~入管面会を通じて~
3.RAFIQ 2月の予定

.寄稿  国連自由権規約委員会からの勧告に対するフォローアップ 

ヒューライツ大阪 藤本伸樹

国連自由権規約委員会は2022年10月、自由権規約(市民的及び政治的権利に関する国際規約)の日本政府報告書の審査を行い、数多くの懸念・勧告を盛り込んだ総括所見を採択しました。なかでも「難民・庇護希望者などの外国人の処遇」という項目のもと、入管施設で収容者を死亡に追いやる劣悪な処遇、就労が認められない仮放免者の不安定な生活、難民認定率の低さなどについて懸念が表明され、以下の勧告が出されました。

(a) 国際基準に沿った包括的難民保護法の整備。

(b) 適切な医療を含む収容施設の処遇改善。

(c)仮放免者への支援と、収入確保の機会付与。

(d)ノン・ルフールマン原則の徹底と、否定的決定への上訴機会の提供。

(e) 収容代替措置の創設、収容期間の上限設定、最短期間の収容、収容の合法性を判断する司法審査へのアクセス保障。

(f)入管職員への人権研修。

 

自由権規約委員会は、上記勧告および国内人権機関、子どもの権利に関する勧告に限り、3年以内にフォローアップ情報を提供するよう求めました。それを受け、日本政府は2025年11月、勧告に沿った権利保護に取り組んでいると主張した報告書を送りました。

しかし、日弁連が並行して送付した報告書の内容は日本政府とは全く異なります。2024年6月の改定入管法の施行後、3回目以降の難民申請者が17人も強制送還されていることや、2025年5月から始まった「不法滞在者ゼロプラン」などは勧告と相いれず、難民・庇護申請者の権利保障の進展は見られないと断じています。

 

<出典>

自由権規約委員会 日本の第7回定期報告に関する総括所見(2022年11月、外務省)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100698199.pdf

自由権規約委員会の総括所見に対する日本政府のフォローアップ(2025年11月、外務省)

https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100930238.pdf

自由権規約委員会の第7回総括所見に関する日弁連の報告書(2025年10月、日弁連)

https://www.nichibenren.or.jp/library/pdf/activity/international/library/liberty/251014_report_ja.pdf

                 

2.私にできること~入管面会を通じて~

私は、最近月2回、大阪出入国在留管理局(入管)に行き、難民の方と面会をしています。それが、私のRAFIQでのボランティア活動の1つです。

大阪万博の頃から、入管にはたくさんの難民の方が収容されていて、たくさんの方が支援を希望されている状態です。1回の面会につき(自己都合で半日しか、参加できない場合が多いですが)、基本的に2・3人しか面会できません。ずっと心待ちにされていた方などと面談をすると、すごく感謝されます。話をしていると、「入管から外に出たい」、「外に出るためには、監理人が必要だから、監理人になってほしい」という声が多くあります。しかし、RAFIQではその監理人を引き受けないことにしているので、落胆される方も多いです。

しかし、それ以外の支援、例えば、難民申請後のインタビューのアドバイス、そのために必要な陳述書の書き方のヘルプキットの差入、衣類や文具など生活に必要なものの差入などの支援をしています。

私は、子育てや家のことをしながら、活動に参加しているので、自由に使える時間は限られていますが、その中で自分のできることをしていきたいと思っています。そして、難民の方を支援していくことをやめないで、少しの時間ではあるけれど、経験しながら、支援について学んでいきたいと考えています。(RAFIQ会員 T・W)


3.RAFIQ 2月の予定     

   ※掲載の予定は、予告なく変更となる場合がありますので、ご了承ください。

難民裁判
裁判の傍聴が日本に逃れてきた難民の支援につながります。現在、難民申請にあたり出入国在留管理局で作成された供述調書の開示を求める裁判2件が進行中です。下記フォームから予約のうえ傍聴すると、担当弁護士による説明会にも参加できます。
※いずれも時間は裁判後の説明会(約1時間)を含み、終了時刻は予定です。説明会は法廷から場所を変えて行います。
(1)
日時:2月6日(金) 10:00~11:30 
場所:大阪地方裁判所(大阪市北区西天満2-1-10 )本館10階1007号法廷 
予約:https://forms.gle/yXE6HRjwmKCoeB877

(2)
日時:2月10日(火)10:00~11:30 
場所:大阪地方裁判所(大阪市北区西天満2-1-10 )本館10階1010号法廷         
予約:https://forms.gle/VDrZNtuMrfgKJCea6

ワン・ワールド・フェスティバル

西日本最大の国際協力・交流のお祭り「ワン・ワールド・フェスティバル」に、今年もRAFIQが参加します。

日時:2月7日(土)・8日(日)10:00~17:00 ※8日は16:30まで  

場所:梅田スカイビル・ステラホールほか(大阪市北区大淀中1-1-88) 

   ※RAFIQのブースは3階の50番です。
詳細:https://onefes.net/

おおさか人権フェスタ

大阪弁護士会のイベントにRAFIQがブースを出展します。弁護士と交流しながら、「人権」について学べます。

日時:2月14日(土) 10:00~18:00 

場所:大阪弁護士会館(大阪市北区西天満1-12-5)

   ※RAFIQのブースは2階です。
詳細:https://www.osakaben.or.jp/event/2026/2026_0214.php

難民初級講座「難民についてもっと知りたい」&ボランティア説明会

日本の難民保護について、諸外国とも比較しながら解説します。ボランティア説明会では、RAFIQの活動について詳しくご紹介します。

昨年の受講者からは「つらい思いをして国外に逃れた難民の方たちが日本に来ても苦しい思いをしているという厳しい現状を知ることができました。」、「民間でも様々な形で難民の方を支援していることがわかり、自分も何かできればと感じました。」などの感想が寄せられています。

受講された方にはRAFIQ編集のテキスト『もっと知ろう!もっと考えよう! 難民のこと』をお送りします。

オンライン(Zoom)で開催 要予約

日時:毎月第二土曜 次回2月14日(土)14:00~17:00 ※16:00からはボランティア説明会

参加費:2,000円(学生1,000円、RAFIQ会員1,000円)
予約:http://rafiq.jp/learn.html#main_learn_01
※予約された方には開催の約1週間前に参加費の振込先をお知らせします。入金確認後にZoom のURL等を送ります。

難民カフェ
毎月、大阪市内の古民家カフェで、難民がテーマの交流会を開催しています。予約なしでどなたでも参加でき、RAFIQメンバーに難民支援について質問することもできます。
日時:毎月第三火曜  次回2月17日(火) 19:00~21:00  予約不要
場所:サロン・ド・アマント天人(大阪市北区中崎西1-7-26)
参加費(カレー・チャイ付き難民支援カンパ):1,500円  

関西に暮らす難民の支援にご協力を!
RAFIQは大阪を拠点に、日本に逃れてきた難民を支援しています。
世界各地で紛争が繰り返され、RAFIQに助けを求めてくる人も増えています。
下記のいずれかの方法で、ご寄付をお願いします。
RAFIQに支援金を送る ワンコインからできる毎月寄付も選択できます!
https://congrant.com/project/cgrafiq/2933
オンライン寄付サイト Give One で「困窮する難民申請者への生活支援事業」に支援金を送る
https://giveone.net/supporter/project_display.html?project_id=20367
Give Oneでの寄付は税金控除の対象となります。
物品の寄付は「Amazonほしい物リスト」から
https://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/ls/24LQ709VWW7PN/ref=nav_wishlist_lists_1
特に困窮している人には毎月、米や日用品を送り届けています。

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2026年1月号  2026年1月25日
 
 発行:NPO法人RAFIQ  難民との共生ネットワーク

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 お問い合わせ:TEL・FAX:06-6335-4440
      rafiqtomodati@yahoo.co.jp
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