RAFIQ Magazine

2025年11月号

今月は、日本で暮らしている難民の生活や彼らの気持ちが多く紹介されています。

”難民”というと、遠い国のことと思われがちですが、日本で暮らす彼らの生活を知ることで、日本で暮らしている私たちと何も変わらない”人”だということがわかると思います。

難民としてではなく、同じ人として、助け合っていきたいですね。

日本で必死で生きている彼らの声を聞いて、一緒に考え、一人ひとりができることを見つけていきましょう。

目次
1.補完的保護認定されてからの生活は
2.シェルターの難民を支援して
3.日本の冬に慣れない難民にご寄付を
4.RAFIQ 12月の予定

補完的保護認定されてからの生活は

 
今回、RAFIQでサポートをしている補完的保護認定をされた難民にインタビューすることができました。今の気持ちや生活などについて聞きました。
生の声をぜひ、お聞きください。
 
 
 5年間の滞在許可証を受け取った時の気持ちを一言で表すとしたら、何ですか?

A リラックスした気持ちです。
  長年抱えていた不安の大部分が消え去ったような気がしました。
 
Q  日本で一番驚いたことは何ですか?そして、一番幸せだったことは何ですか?

A 日​​本で一番驚いたのは、交通機関、職場環境、そして日々のやり取りなど、
  あらゆる面で秩序と正確さが保たれていたことです。
  また、日本人の法律と時間に対する敬意にも驚きました。
  一番気に入ったのは、努力さえすれば、日本はやり直せる国だということです。

Q 日常生活で、どんな状況に適応するのが難しいと感じますか?

A   私が最も困難に感じる点は言葉の壁で、特に、病院や官公庁のような
    フォーマルな場ではなおさらです。
    日本の文化は人間関係を築くのに時間がかかるため、社会との交流が難しいと
  感じることがあります。
    また、習慣や感情表現の違いから、相手を理解し、適応するのに時間が
     かかります。
 
Q 仕事については、どうですか?

A 時々戸惑うのは、仕事中の指示が間接的に伝えられるため、正確な意味を
  理解するのが難しいことです。
  しかし、私が最も楽しいと思うのは、同僚からの敬意と協力の精神、
  そして何か新しいことを学び、正しく実行できた時に感じる達成感です。

Q 将来の目標は何ですか?日本に残りたいですか、それとも母国に帰りたいですか?

A 今の私の最大の目標は、日本語を習得して社会に溶け込み、キャリアアップ
  することです。
  将来は、ソーシャルワークや外国人と関わる企業など、人と繋がり、
  人を助けることができる分野で働きたいと思っています。
  自分自身を成長させ、平和で安心して暮らせる生活を築きたいと思っています。
  日本は私に新しい機会を与えてくれた国なので、これからも日本に
  住み続けたいと思っています。
  しかし同時に、状況が改善したら、母国を訪れたいと思っています。
  母国は、私のアイデンティティの一部であり続けるからです。
                             

2.シェルターの難民を支援して

東三国のRAFIQ事務所内にあるシェルターを第一と呼ぶなら、第二のシェルターが兵庫県尼崎市にあります。
尼崎市が、古く空き室が多くなってきた市営住宅の改築を費用等のことも考慮して断念して、空き室をNPO団体などに開放して使用してもらうことにし、RAFIQはその入居者募集に応募してシェルターとして利用することにしました。
このシェルターの立上げから関わったRAFIQのメンバーは、尼崎市との折衝などに大変なご苦労をされたようですが、その集大成として、2024年夏に引っ越しがあり、家具、電化製品等の搬入が行われました。このシェルターの船出に携わったメンバーの皆様に感謝申し上げます。
第二シェルターの重要行事は、第三日曜日に行われる団地清掃作業への参加です。その日は、団地の住民が敷地内外を一斉に掃除します。RAFIQは地域の住民になじみ、外国人難民への理解を深めてもらうために、この清掃作業への参加に力を入れています。昭和生まれの高齢者にとって肌の色が黒い外国人は珍しく、最初は戸惑っているようでしたが、今はだいぶ慣れてきて、身振り手振りでコミュニケーションをとっています。シェルターの外国人にとっても、このいかにも日本(人)らしい一斉の共同作業への参加には、戸惑いもあるようで、当日は毎回部屋まで呼びに行くのがルーティンになっています。
この市営住宅の住民はほとんどが高齢者で、近くにスーパーがあるものの、飲食店などがなく、駅も近くにないので、あまり住みやすい環境とは言えません。
第二シェルターの現状は決して満足できるものではありませんが、外国人難民が安心して住める環境を守り、小さな共生社会の実現を目指して頑張りたいと思います。
私自身にとっても、これまでの人生を考えれば、外国人特にアフリカ系外国人と話をする機会があるなんて考えられなかったことなので、貴重な経験をさせていただいていると考えています。(RAFIQ会員 E・T)  
写真:シェルターの難民と一緒に避難訓練にも参加しました。         

3.日本の冬に慣れない難民にご寄付を
RAFIQが現在、支援している難民は、アフリカや中東などの日本より暖かい国の人が多く、これからの季節は私たち以上に寒さがこたえるようです。冬物衣料を持っていない人もいて、サイズなどを確認のうえニーズに合った衣料をRAFIQの会員から集めることができました。
しかし、2か所あるシェルターの光熱費も冬は高くつきます。
また、就労許可の得られていない人など特に困窮している人には、米やトイレットペーパーなどを毎月送っているため、これらの購入費用や送料も物価高に伴い膨らんできています。
そこで、RAFIQでは三つの寄付の方法を設けて、ご協力いただける方にはいつでもお好きな方法を選んでご寄付いただけるようにしています。
下記のいずれかの方法で、ご寄付をお願いします。
RAFIQに支援金を送る ワンコインからできる毎月寄付も選択できます!
https://congrant.com/project/cgrafiq/2933
オンライン寄付サイト Give One で「困窮する難民申請者への生活支援事業」に支援金を送る
https://giveone.net/supporter/project_display.html?project_id=20367
Give Oneでの寄付は税金控除の対象となります。
物品の寄付は「Amazonほしい物リスト」から
https://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/ls/24LQ709VWW7PN/ref=nav_wishlist_lists_1
支援に必要な品物を掲載しています。
       

4.RAFIQ 12月の予定     

   ※掲載の予定は、予告なく変更となる場合がありますので、ご了承ください。

難民裁判
裁判を傍聴することが難民の支援につながります。12月は、難民申請にあたり出入国在留管理局で作成された供述調書の開示を求める裁判を傍聴できます。下記フォームから予約のうえ傍聴すると、弁護士による説明会にも参加できます。
日時:12月10日(水)10:00~11:30 
   ※時間は説明会(約1時間)を含み、終了時刻は予定です。
場所:大阪地方裁判所(大阪市北区西天満2-1-10 )本館10階1007号法廷  
   ※裁判後の説明会は法廷から場所を変えて行います。     

予約:https://forms.gle/gm2WiXmGpVWkSzfPA

難民初級講座「難民についてもっと知りたい」&ボランティア説明会

日本の難民保護の現状と課題について、諸外国とも比較しながら解説します。講座後のボランティア説明会では、RAFIQの難民支援について直近の事例からご紹介します。受講された方にはRAFIQ編集のテキスト『もっと知ろう!もっと考えよう! 難民のこと』をお送りします。

オンライン(Zoom)で開催 要予約

日時:毎月第二土曜 次回12月13日(土)14:00~17:00 ※16:00からはボランティア説明会

参加費:2,000円(学生1,000円、RAFIQ会員1,000円)
予約:http://rafiq.jp/learn.html#main_learn_01
※予約された方には開催の約1週間前に参加費の振込先をお知らせします。入金確認後にZoom のURL等を送ります。

難民カフェ
第三火曜の夜は大阪キタの古民家カフェで、難民がテーマの交流会を開催しています。難民の問題に関心のある方ならどなたでも参加できます。
日時:毎月第三火曜  次回12月16日(火) 19:00~21:00  予約不要
場所:サロン・ド・アマント天人(大阪市北区中崎西1-7-26)
参加費(カレー・チャイ付き難民支援カンパ):1,500円  

大阪マラソンのチャリティーランナーにご支援を
RAFIQは大阪マラソンの寄付先団体に3年連続で選ばれました。

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2025年11月号  2025年11月25日発行
 
 発行:NPO法人RAFIQ  難民との共生ネットワーク

 ホームページ: http://rafiq.jp

 お問い合わせ:TEL・FAX:06-6335-4440
      rafiqtomodati@yahoo.co.jp
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