2025年6月から、大阪出入国在留管理局(大阪入管)に収容される難民認定申請者が増えています。
RAFIQでは、以前は毎月1回の面会を行っていましたが、コロナ禍以降は要望があった時に限り、不定期で面会を続けています。
この1年間では、2024年8月には3名の方から連絡があり、面会を実施しました。全員が迫害の理由を持ち、支援対象として対応しました。その後も面会希望はありましたが、支援対象ではありませんでした。
ところが、2025年6月以降、状況が大きく変わってきました。6月:2名、7月:5名、8月:5名、9月に入ってもさらに面会希望の連絡があります。
これらの方々は、関西空港で入国を拒否され、空港で「難民です」「迫害があります」と訴えても、難民認定申請書すら渡されませんでした。実際に難民認定申請ができたのは、大阪入管に収容された後です。
しかし、収容者の急増により、RAFIQとしては対応できるだけの人数が足りず、面会体制を整えるのが難しくなっています。英語以外の言語の通訳ができる昼間のボランティアも少なく、通訳の体制にも限界があります。
収容されている難民の問題は、難民認定申請には「迫害の証明」が必要ですが、携帯電話やインターネットの使用が認められず証明する手段が限られていることです。
約1か月で「不認定」の通知が届くケースも多く、迅速な法的支援が求められています。
この傾向は今後も続くと予想されます。RAFIQでは、入管に収容されている難民申請者への支援を最優先に考え、迅速に対応できる体制づくりを検討中です。