6月29日、アムネスティ・インターナショナル日本の協力のもと、RAFIQが主催する「2025世界難民の日関西集会」が行われました。スタッフとして参加した感想を述べたいと思います。
集会は現地参加とオンライン参加が可能なハイブリッド形式で行われました。配信については、経験を積んだ熟練スタッフが中心となり、私はそれを補佐するかたちで、配信状態のチェック、発表資料の共有等の作業を行いました。出だし、不慣れからミスもしてしまいましたが、その後は特にトラブルもなく集会を終えることができました。プロ級の腕をもつスタッフを間近でお手伝いできたことは、大きな経験となった気がします。
さて、集会では、あわせて5つの貴重な講演、報告が行われました。まず、名古屋、大阪、大村の入管施設の現状についてお話しいただきました。ついで、呉泰成さんより、韓国の入管施設の状況について、日本の状況とも比較しつつ、詳細にお話しいただきました。最後にRAFIQ代表理事より最近の難民支援の現場の状況について報告がありました。
特に気になった点ですが、入管施設の参観にあたって詳細な個人情報の提出が求められるという報告です。これは支援者を萎縮させてしまうものではないでしょうか。また、本来は難民に寄り添うべき存在である監理人が監視役とされ、罰則まで設けられていることに理不尽さを感じます。監理人という制度の建付けそのものにあらためて疑問を感じざるをえません。
終了後の打ち上げでは、先生方からさらに詳しいお話をおききすることができました。今後の活動への糧としたいと思います。(RAFIQ会員 M・K)