RAFIQの事務所でもあるOSAKAなんみんハウスは、RAFIQの会員が「事務所当番」のシフトを組み、全員がボランティアで運営しています。
郵便物の受け取りやゴミ出し等のルーティン的なこと以外の主な仕事は、電話対応と時々アポなしで訪問される難民の方への対応だと思います。
何もない時は本当に何もないですが、先日は午前中にお一人、午後にお二人のアポなしの訪問者がいらっしゃいました。私が午後のうちのお一人と面談中にもう一人(たまたま同じ国出身の方)来訪されたので、その方にはRAFIQにメールをしてアポを取ってから来るようお伝えしました。
このような方々のRAFIQへの支援要求や現在の在留資格の状況は、本当に様々ですが、とりあえず、ご自分で難民申請を提出されてから、その後のことを相談に来られる方が多いように思います。当番は実際にその方が何を支援してほしいのか、また現在の在留資格はどうなっているか等を的確に確認して、正式にRAFIQとして支援するか否かの判断材料にできるようにして、法的支援グループの初回面談に繋ぐ役目を負っています。
元々日本における難民の問題には興味を持っていたのですが、難民の方と接するようになり、より一層関連するニュースやドキュメンタリーを見るようになりました。
彼らに本当に寄り添うとこちらのメンタルもやられかねませんが、RAFIQの支援窓口としての役割は大きいと思います。
「同じ時代、同じ地球に生まれたんだから」という言葉は本当に良い言葉だと思います。自分とは言葉も政治も人種も何もかも違う国にたまたま生まれて、日本では想像できないことを経験されてきた方々が、なんとか日本に流れ着いての最初の入り口となる重要な仕事を担っているのがなんみんハウスの事務所当番だと感じています。
(RAFIQ会員 O・T)