2019年にアフガニスタンから来日しその年に難民認定された女性が、この5年を振り返ります。苦労の多い5年間であっただろうと想像はできますが、大きな問題は何だったのでしょう。
「みなさん、こんにちは。私は家族5人で2019年に日本にやってきました。最初のうちは、とても多くの問題や心配を抱えていました。それは次のようなことです。
1.日本語ができない。意思の疎通ができない。
2.仕事探しが大変。
3.子供の小学校のルールも慣行も分からない。
4.子供は学校の授業も活動も分からない。
5.病院でも言葉の壁。
6.買い物も公共交通機関の利用も問題だらけ。
7.運転免許取得にすごい努力をしたけど、語学力不足でうまくいかない。
5年が経過して、今は上のような問題は大きく減り、生活を楽しめるようになりました。
日本語は日本語教室に通い、だいぶ分かるようになりました。学校の制度や子供の教育のルールも理解でき、子供は日本語の授業もOKで、仲間といい関係ができています。職探しの方法や仕事で何が要求されるかも理解でき、求人を見つけ申込むのもスムーズになりました。買い物も病院でのやり取りもずっと楽になりました。夫は教習所に通い努力を続けて、運転免許を取得できました!
私たち5人家族の生活は、5年前に比べとても快適になっています。
まだ十分にできないことも残っています。それは情報に関することです。いろんな通知や、日々の出来事、ニュースなどはまだまだ十分に理解できません。それでも最初のころ直面した問題はずいぶん減少し、生活は改善したことをお伝えしたいです。
日本政府の難民支援、自治体の教育制度、友人たち、そしてRAFIQの難民支援に感謝しています。ありがとうございました。」(日本語要約 阪長満智子)